1月15日、地域の後援会の皆さんと共にバス旅行に出かけました。最初の目的地は富岡製糸場、3年前に世界遺産に登録された場所です。まずは「置繭所」の大きさに圧倒されました。左右に2棟、それぞれ100mを超える建造物です。外壁はレンガ積み、それも「フランス積み」です。富国強兵のため、絹糸の生産を主要産業として位置付けようとしていた明治政府は、フランス人のポール・ブリュナの監督により近代的な機械生産施設を作り出した訳ですが、建物の建築についてもフランスから学んだということですね。そのブリュナの邸宅がまた大きい。フランスから持ち込んだワインを飲むブリュナの姿を「血を飲んでいる」と勘違いされ、工女が集まらなかったというエピソードは印象的でした。
近代工業生産の始まりの場所。しかしこの生産力の爆発的な向上、経済の発展は、やがて資本の独占を生むことになります。現代における格差貧困にも連なる資本主義経済の出発点。見学しながら複雑な気持ちになりました。

その後伊香保温泉に移動し、昼食休憩と温泉タイム。この移動の間に段々と雪深くなっていきました。数年ぶりの寒波到来です。いよいよチェーン装着で雪道を上っていく中、滑って立ち往生する車がそこかしこに。
ほうとうに似た「おっきりこみうどん」など地元料理をいただきそれぞれ休憩。私は勿論温泉です。その間も容赦のない降雪。。。早めに出て外を歩いてみましたが、初詣は無理と判断し断念しました。ここまでの行程でも雪による遅れが出ていたこともあり、なんとか皆さんの納得はいただけたものの、やはり残念ではあります。夏になったらバイクで訪れてみようと心に留めました。

 

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