大分時間が経ちましたが、都議選の結果について少しご報告させていただきます。
中野区から立候補した浦野さとみは、残念ながら当選に至りませんでした。しかしながら、論戦では他党を圧倒し、訴えが届いた先では大きな変化を生み出すことができました。安倍政権に対する大きな批判の高まりの中で、共産党に対する期待感というのも日々感じていましたし、本当に毎日「長らくの自民党支持者だがアベはダメだ。共産党に頑張って欲しい。」というお声がけをいただいていました。政治を変えたい、そういう皆さんの思いが都議選全体での自民党の歴史的大敗を作り出したのは間違いありません。
この都議選で私たち日本共産党は17議席から19議席へと前進させることができました。新党ブームがあるとき、これまで私たちは吹き飛ばされて議席を減らしてきたのですが、今回は議席増。これはマスメディアも予想していない事態で、選挙前には11議席、いや9議席まで減らすという予想もありました。なので『なぜ日本共産党が伸びたのか』はメディアのみならず選挙ウォッチャーのような方まで不思議がっていましたが、政治を変えたいと願う皆さんと私たち共産党の政策や論戦がかみ合ったということなのだと思っています。その全都的な前進に、中野区での頑張り、浦野候補の奮闘が後押ししたのも間違いありません。中野区での議席引き継ぎはかないませんでしたが、全都的な前進には大きな貢献をしたということです。
そもそも今回の都議選は、定数削減に加え、各会派とも党首クラスを連日中野入りさせるというまさしく『総力戦』でした。また、小池知事人気による都民ファーストの「ブーム」もあり、かつてない激しいたたかいでした。マスメディアも注目していて街頭宣伝でも何度も取材を受けました。大変厳しい条件の中で、誰が勝ってもおかしくない混戦に持ち込むことができました。
それでも。勝てなかったことに変わりはありません。応援いただいた皆さん、投票いただいた皆さんには本当に申し訳ない気持ちです。力不足、それしかありません。どんな条件でも勝てる党にしなければ。この悔しさを胸に、前に進むしかありません。
次は国政選挙です。安倍政権に対する批判は収まることはないでしょう。政治を変えるチャンスが巡ってきます。私も力をつけて、政治を変えるその先頭で引き続き頑張ります。