相変わらず、地域の挨拶回りと新年会を続ける日々です。先日は中野4丁目周辺を歩いていましたが、改めてビル風について考えてしまいました。

後援会員さんと待ち合わせたNTTビルの前はゴウゴウと強風、けれど住居中心の囲町地域ではほどんと風がない。また駅前あたりに戻ると帽子を押さえ前かがみにならないと歩けないほどの強烈な風。これで子どもや高齢者が何事もないのが不思議です。いや、私の耳に入っていないだけで転倒事故などはもう起きているのかも知れませんが。

ビル風については、明らかにビルが建ったことにより風環境が変わったとしても、その証明が難しく、ビル建設の事業者に責任を負わせるのは現状では困難です。だからこそ、行政の側がしっかり考えた街づくりをしなければいけないのではないでしょうか。JR中野駅周辺は既にビルの街といっていい状況ですが、これから10年くらいの計画では、北口のサンプラザ建て替えを始め、あっちもこっちも高層ビルが建つ方針です。この再開発に合わせてマンションデベロッパーなども加わってくることを考えると、この10年で中野のまちはまるっきり姿が変わるのかも知れません。ビル風の問題ひとつとっても、区民置き去りの中野区政の姿が透けて見えます。