中野区は第1回定例区議会を開催中です。一般質問での論戦について一部を紹介します。

◆他会派質問に対する区長答弁。中野区の職員2000人体制について「公務員に必要な業務は(人を)残している」と。その一方で削減しているのは保育関連と調理関連(保育園の)」だと。つまり、保育は公では必要ないと言い切ってる訳ですよ。こんなのは23区で中野だけです。

◆他会派質問に対する区長答弁。「同性カップルについて、公的証書の発行など区として便宜を図ることの効果について検討する」これはびっくり仰天!これまでの冷たい態度と打って変って踏み込んだ答弁です。

◆日本共産党長沢幹事長の質問に対する答弁。巨額の溜め込み金を指摘しても「財政非常事態宣言は撤回しない」住民自治ないがしろの行政姿勢を指摘しても「区民にきちんと説明している」そして核兵器禁止条約についての評価を質すと「核抑止力による平和は否定できない」だめだこりゃ。

◆日本共産党小杉議員の質問。介護保険について、第7期計画では26億円の積立金のうち12億円を取り崩し、引き上げを月額68円に抑えるとしていることについて、あと2億円取り崩せば値下げになるではないかと指摘するも「そういう考えはない」との冷たい答弁。

◆日本共産党小杉議員の質問。哲学堂公園再生整備計画。「都は(施設の)現地建て替えの申請があれば協議すると言っているが」との問いに、区は「都は文化財保護の観点から望ましくないと言っている」と従来答弁の繰り返し。食い違いがあるならせめて確認するのが普通の態度では。