9月30日投開票で行われた沖縄知事選で玉城デニーさんが勝った。ただ勝ったのではなく、過去最多の得票に加え、8万票差という圧勝。しかも、自公が推す佐喜眞陣営は、政府与党から大量に人員を投入し、悪辣なデマまで使った謀略選挙であったにも拘わらず。沖縄の民意は示された。これ以外に評価のしようがない。辺野古新基地は作ることができなくなった。めでたい。

この下のリンクにもある通り、国政を占う選挙でもあった。基地問題は沖縄だけの問題ではない。東京にも基地はある。六本木に「麻布ヘリポート」という米軍施設があることはあまり知られていない。横田基地にはこの10月からCV22オスプレイが配備され、東京の空を飛び回っている。一国の首都に他国の基地があるという国は日本くらい。ちなみにアメリカ本土では住宅街の上は軍用機が飛ぶことは許されていない。

「基地よりも経済問題」とのたまう方が時々いる。とんでもない、基地こそが経済の重要課題。基地がなければ経済効果は1.8兆円という試算がされたニュースもあった。気付いている人はもう気付いている。日本を守っているわけでもない米軍のために命と生活が危険にさらされ続けてきたのが沖縄である。もう基地は要らない、当然この判断となろう。

『デニー当選で中国が攻めてくる!』というSNSのつぶやきを散見し、公教育の重要性をかみしめつつ、まずは祝いたい。もちろんこれから先、政府はさらに「沖縄いじめ」を強化してくることは目に見えている。本土に住む私たちも、自分ごととして考えていかなければ。

↓しんぶん赤旗より「玉城氏勝利に三つの意義沖縄県知事選 小池書記局長が会見」

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-10-02/2018100201_02_1.html